マイクロストリップライン バンドパスフィルタの実験 その2

今回は、同軸ケーブルのバンドパスフィルタの実験です。フジクラの1.5D-QEVを共振器として扱います。実験基板の様子は
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峡帯域マイクロストリップラインのバンドパスフィルタを検討してみたが、ストリップラインにタップから給電すると、挿入損失が小さくならない事が解りました。高周波シミュレータSonet無料版で検討すると、給電点に接続した部分のキャパシタンス成分が損失の原因でした。そこで、今回は直接結合のコムライン型BPFのつもりです。
回路は、同軸の短縮率を66%として計算しました。
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SPICEでのシミュレーション結果は
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広帯域では
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これを試作して、測定してみると
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広帯域では
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コンデンサ結合なのですが、低い周波数での損失が大きく、目的周波数での挿入損失が、7.9dBあります。
1.5GHz周辺では、シミュレーションと同程度の損失なので、結合方法を、インダクタに変更した方が良さそうです。
通過帯域幅は、計算した値の約2倍となりました。

ここで、注目したいのが、同軸共振の周波数です。試作同軸ケーブルの長さ162mmで短縮率66%(5MHzで実測して65.9%)では、286.5MHzで共振する計算でしたが、中心周波数が262MHzとなり、短縮率が60.0%となりました。
以前のオープンスタブの共振周波数も、周波数の上昇によって、短縮率が高くなる結果を得ていました。
今回の実験でも、この現象を確認できました。
今日は、ここまでです。
もう少し考えます。

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