一気に LTspice XVII にお引越し

何気に、Linear TechnologyのWebを見ると、LTspiceの最新版 XVII のLINKがありました。物は試しと最新版をインストールしてしまいました。バージョンIVとXVIIは、同時にインストールが可能です。少しビヘイビアモデルが使い易くなったように思います。また、Windowがフローティングに出来るので、2画面のPCを使うと、便利です。
モデルを作成するのに、回路図に、直接モデルを記述して、波形を見ながら、パラメータを調整するのが、楽になりました。LTspiceは、マニュアルがあるような無いような状態でしたが、Gilles Brocard氏のマニュアルが出版されました。
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枕には、ちょっと固いし、重い本ですが、買っておいた方が良さそうです。

CQ出版のLTspice実践入門は、遠坂氏の書き下ろしで良い本です。大変参考になりました。
同じく、部品モデル作成術は、堀米氏の意欲作で、部品の種類毎に説明があり便利です。SPICEのモデルとパラメータを知っている人にはといった制限はありますが・・(一覧表があると便利なのですが)

さらに最近、渋谷氏の「回路シミュレータLTspiceで学ぶ電子回路 」オーム社を読んで、SPICE3の解説書として、良いと思いました。全体の構成が初心者にわかりやすい!!
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SPICE2から使って来ましたが、纏まったSPICE3の解説書として、この3冊はおススメです。

でも何故、LTspiceは、4の次が17なのだろう?

全体に、日本語がおかしい、ちょっと、酔っぱらっているかもしれない。

12月1日追記
昔のSPICEは、UNIXのワークステーションを使って実行していました。さすがに、パンチカードデッキではありませんが、回路図からネットリストを作成するのは大変でした。結果も、数値の羅列で、これをグラフ描画エンジンで見えるようにしていました。Excel等が実用になって、随分と楽になった気がしました。
PSPICEやHSPICEが、CAEとCADの統合環境になった時はびっくりしましたが、結局、回路図に表現できない部分はシミュレーション結果にも表れないのでした。

高速デジタル回路で、損失のある伝送線路バスの大規模シミュレーションでは、並列バスの同時スイッチングをシミュレーションで検討したことがあります。初心者だと、波形を見ながら最適化した結果、伝送線路のインピーダンスが極端に低下して、バックプレーンも、トランシーバも実現できないようになってしまいます。
年季の入ったおじさんが、実現可能なトランシーバと終端方式を決めてから、伝送線路のインピーダンスをちょっと高めにすると、問題無く、波形もクロストークも期待値に収まり、装置も完成しました。

道具と頭は使いようですね

この記事へのコメント

TOSHI
2016年12月31日 11:55
気持玉を頂きましてありがとうございます。
LTspiceは、他のSPICEに比べて演算時間の短縮アルゴリズムが特殊なので面白い存在です。演算量が増える程、効果を感じます。
このまま進化すると良いのですが、作者の年齢の壁があるかもしれません。

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