2SC1815Y 順方向静特性

3連休の最終日、2SC1815-Y (LOT.3B)の静特性を測定してみました。私の忘備録です。
最初に、コレクタ解放のVBE-IB特性です。温度27℃(理由があってちょっと高めに設定しています)
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片対数で全体を見ると
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ベース電流が10uAを超えると、他の影響があるようです。1uAから10uAの領域から、順方向飽和電流とNFを読んでみます。
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IS = 3.45E-14 (A) NF = 1.11 と読めました。

次に、ベース電流毎の、コレクタ電流-VCE特性です。最初に、元のデータシートの特性図を抜き出してみます。(特に著作権に問題は無いとおもうので・・)
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さて、実測ですが・・、マルチメーターを、METEX P-10を3台使っています。グラフに誤差が見えるようですが、実用には問題なさそうなので、このまま
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hFEが違うのですが、似たような特性図になりました。よく見ると、飽和領域と、準飽和領域がはっきり分かります。実は、高周波トランジスタの特性は測定したことがあったのですが、汎用トランジスタ(使って、動けばOK)の特性は、こんなに時間をかけて測定したことがありませんでした。時間をかけるのであれば、もっときちんと測定すべきでした。

ここで、ベース電流が100uA以下の領域を拡大してみます。通常、アナログ動作で使う範囲です。
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この範囲で使うのであれば、SPICEモデルの、”VAF=6V"等と言う数値は出てこないことがすぐに分かります。
ベース電流 50uA以下の領域で、hFEのコレクタ電圧特性を見てみると
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まあ、hFEが、150程度であることが分かります。コレクタ電圧が1V以上あれば、普通の増幅器として使えることが分かります。

注意、測定中にグラフを作成していれば良かったのに、この記事を書いていて、ベース電流が100uAの特性だけが、間違っているようです。IC-VCE特性の100uAのラインは、コレクタ電流が間違っています。
定電流源のダイアルを間違えたようです。

今日はここまでです。

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